仮想通貨(暗号資産)は「裏付け資産」を持たない通貨ですが、例えばビットコインの価値は、2009年当初ピザ2枚を10,000BTCで交換していたものが、2021年では1BTCが6万ドルのも価値になっています。
その価値は12年で1000万倍以上にもなります。
なぜ、このように価値が上がっているのでしょうか。
本記事では、仮想通貨の価値について紹介します。
仮想通貨には「裏付け資産」がない
仮想通貨には1BTCが金1gと交換できるといった「裏付け資産」がありません。
また、円や米ドルといった法定通貨のように、政府が発行したり管理しているわけでもありません。
では、なぜ仮想通貨が通貨と呼ばれているのかというと、多くの人が通貨として価値があると認識しているからです。
仮想通貨に投資をしている私もその中のひとりです。
これだけだと、少し不安になりますが、そもそも通貨とはそういうものです。
言い換えると、仮想通貨は信用を担保に成り立っている通貨とも言えます。
それでは、どのように信用を得ているのでしょうか。
そこにはブロックチェーン技術が深く関わっています。
ブロックチェーン技術によって、みんなで管理することで、不正のない取引が可能だと信用されているのです。
仮想通貨の価値が上昇している理由
仮想通貨が通貨として機能していることが分りましたが、価値が上昇している理由がまだ分りません。
価値が上昇している理由たくさんなるのですが、主に以下の3つだと考えています。
- 利便性が高い
2. 将来の値上がりに期待
3. マイニング報酬の減少
1. 利便性が高い
最近ではネットショッピングで個人輸入をして、海外に送金する人も増えていますが、仮想通貨であれば、海外の通貨に両替する必要もありませんし、送金の手数料も安くすみます。
また、他の投資と違い、24時間いつでも取引できるため、平日は仕事で取引できない方にとってかなり便利な投資先です。
投資先という面では、少額から投資ができるというのもメリットです。
2. 将来の値上がりに期待
仮想通貨のニュースが流れたり、大手企業や有名店舗で仮想通貨の採用が決まったりすると、認知度が上がり、利用したい人が増えます。
利用したい人が増えると買う人が増え、買う人が増えると価値が上昇しやすくなります。
それを予想してさらに買う人が増えるため、さらに価値が上昇していきます。
3. マイニング報酬の減少
仮想通貨ではマイニングによる報酬が半減する半減期が一定期間ごとに設けられています。
それにより、同じ量のマイニングを行っても、得られる報酬が少ないため、安価では売りたくなくなり、価値が上昇していきます。
以上のような理由で仮想通貨の価値が上昇していると考えます。