仮想通貨投資というと「怖い・危険」というイメージを持っている方は多いのではないでしょうか?
実際のところ仮想通貨への投資は、ロクに勉強もせず正しい知識もないまま始めると大やけどをする可能性があります。
わたしも初めて仮想通貨に投資をした時は「とりあえずやってみるか」という軽い気持ちで始めて、結局損失を出しました。
この記事では
・これから仮想通貨投資を始めようと思っている人
・最近、仮想通貨投資を始めた人
・仮想通貨投資をしているが、正直自分の投資知識には自信がない人
に向けて、仮想通貨投資の初心者がおちいりがちな「ワナ」についてお話しします。
この記事を読み終えれば、仮想通貨投資に対してご自身がどのようなスタンスで臨むべきかを考える軸が持てるはずです。
仮想通貨投資の初心者がおちいるワナ
みなさんは「仮想通貨投資はリスクが高い」というイメージはお持ちだと思います。
わたしが初めて仮想通貨を購入した際も「リスクが高い投資である」ということはわかっているつもりで、ビットコインやイーサリアムなどいろいろな通貨を買いました。
「他の金融資産に比べたらリスクが高いことは十分わかっている。そのことを理解してさえいれば、多少資産は減ったとしても大きな損失を出してしまうことはないだろう」
そう思って、取引所で購入できる全種類の仮想通貨を購入しました。
安全な投資ではないとわかっていたので購入金額は大きくありません。全部で2万円程度の投資です。お試し感覚で購入しました。
ところが、この気軽な気持ちで購入したことは実は大きなワナでした。
2万円がみるみる溶けていく!
購入した翌日、スマホで自分の仮想通貨の資産残高を確認すると1万9000円まで減っています。
その1時間後にはさらに下がって1万8000円に。
購入してからまだ24時間も経っていないのに、10%の値下がりです。
「えっ?仮想通貨ってこんなに値動きが激しいの?1日で10%も下がる?」
頭ではわかっていたつもりでしたし、値下がりしたとはいえ失った額はこの時点では2000円。
大きな金額ではありません。そもそもお試しと思っていましたから。
しかしその後、数時間たった時には1万5000円くらいまで下がりました。
投資した資産の25%が消し飛んだ状態。
ここでわたしはいてもたってもいられず、持っていた仮想通貨をすべて売り払いました。
自分の投資スタンスを決める
仮想通貨投資の初心者がおちいるワナは、つまりこういうことです。
「自分の投資スタンスを決めず、軽い気持ちで投資を始めてしまう」
「その結果、実際に値下がりした時に慌てて売ってしまい損を出す」
「人によってはその経験に懲りてしまい、二度と仮想通貨投資をしなくなる」
人間はできるだけ「損を避けようとする」生き物です。
ですので、頭ではわかっていても自分の資産がどんどん減っていく状況を目の当たりにすると耐えられなくなることが多いもの。
このワナにはまらないためにあなたがすべきことは「投資を始める前に自分の投資スタンスを決める」ことです。
簡単な例をあげると、
・長期保有で値上がりを待つのか
・トレードを繰り返し、小さな利益を積み上げるのか
この2つのスタンスだけを比べても、取るべき行動は変わってきます。
長期保有の場合、少しの値下がり程度では売らないという覚悟が必要になります。
仮想通貨の今後の値上がりを信じた上で長期保有をすると決めているわけですから、簡単には手放さない「握力」が必要になります。
一方、短期間にトレードを繰り返して小さな利益を積み上げるスタンスの場合、
「ここまで値上がりしたら利益確定のために売却する」
「ここまで値下がりしたら損切りのために売却する」
というルールを決めておき、そのルールを絶対に守って取引をすることが必要になります。
いずれの場合も自分のスタンスを決めると、自分の取るべき行動(ルールと言ってもいいかもしれません)も決まります。
あとはそのルールを守って投資を続けるだけです。
みなさんがかつてのわたしのように「なんとなく軽い気持ちで」投資を始め、その結果、予想もしなかった損失を出す、ということがないことを願っています。
まずは自分の投資スタンスを決めるところから始めましょう。