盛り上がりを見せている仮想通貨業界では、「必ず値上がりする」と謳う詐欺コインの存在が増えてきました。
物事には「必ず」なんてことはないものの、「ひょっとして本当に値上がりするのでは?」と思って詐欺コインを購入してしまう方もいるようです。
そこで、今回の記事では詐欺コインに引っかからないためにも、詐欺コインにありがちな特徴を3つ紹介します。
少しでも怪しい案件がありましたら今一度立ち止まって、下記の特徴に該当していないか確認してみてください。
特徴1:最低購入価格が絶妙なライン
多くの詐欺コインはICO段階で資金調達することがほとんどです。
そのため、最低購入金額が10万円前後と相場が決まっています。
たしかにIPO投資なども5万円〜という場合が多く、資金を調達する側もまとまったお金でないと勘定が面倒ということもあるでしょう。
10万円という値段は決して安い値段ではありませんが、「無くなってもしょうがないか…」と詐欺コインでも諦めてしまう方が多い値段設定です。
取引所で仮想通貨を購入するのであれば500円からでも購入できますので、怪しい仮想通貨を購入するぐらいであれば、取引所に上場されている草コインを購入した方が良い結果が出るかもしれません。
特徴2: 著名人が広告塔になっている
著名人が広告塔になっている仮想通貨にも気をつけましょう。
近年だと芸能人の「G〇〇KT」さんが広告塔を務めた仮想通貨があります。
プロジェクト発表当初こそ、有用な仮想通貨として話題を集めたのは記憶に新しいです。
しかし、最終的には会社も蒸発した疑惑が出ていたり、2021年12月現在の価格は上場した当初の200分の1程度になっていたりします。
もちろん著名人を広告塔にすれば資金が集まりやすいのはわかりますが、本当に自信があるプロジェクトであれば、プロジェクト内容で勝負してくるはずです。
そのため、著名人が広告塔をしている仮想通貨には気をつけてください。
特徴3: お金を預けて誰かの口座で運用してもらう
特に詐欺コインにありがちな特徴が、特定のインフルエンサーの口座経由でしか仮想通貨の運用ができないパターンです。
企業側としても信頼関係を築いている人間を通して集金したい気持ちはわかります。
しかし、他人の口座にお金を預けて資産を運用すると、「借名取引」にあたる危険があります。
借名取引を行うと、「犯罪による収益の移転防止に関する法律」第8条に触れてしまうかもしれません。
つまり犯罪ということです。
参考:金融庁 https://www.fsa.go.jp/str/jirei/index.html
詐欺コインの中でも、特定のインフルエンサーしか集金していない仮想通貨には関わらないことをおすすめします。