1日で数倍の値動きが起こることも珍しくない仮想通貨市場。
そんな仮想通貨市場で利益を確保するには、目先の値動きにばかり囚われてはいけません。
今回は筆者が過去に仮想通貨市場で、4倍銘柄を取引した際に意識したことを紹介します。
仮想通貨投資初心者の方は、今から紹介することを意識した上で投資するようにしましょう。
ニュースは逐一チェックする
仮想通貨市場においては、テクニカルよりもファンダメンタルズの方が価格に影響を与えやすいです。
特にその銘柄に関わるニュースは逐一チェックするようにしましょう。
私が過去に取引した銘柄の中で「パリ・サンジェルマン・ファントークン(PSG)」と呼ばれるものがありました。
PSGはサッカークラブのパリ・サンジェルマンが発行している仮想通貨です。
パリ・サンジェルマンといえば、2021年にサッカー界の至宝「リオネル・メッシ」が移籍したチームとして話題になりました。
メッシがパリ・サンジェルマンに移籍を発表したのは同年の8月10日です。
その際にPSGは最高値である約6,950円を記録しています。
これはメッシ移籍による投資家たちの期待感の現れです。
私は3月時点で「今年のパリ・サンジェルマンは補強する可能性が高い」という情報を手に入れて、1,500円付近で購入しました。
その値段から最高値まで値段が上がりましたので、およそ4倍程度の利益が確保できました。
このように投資家たちの期待感によって、値動きの激しさがより一層強まるのが仮想通貨です。
値動きが激しくなる前に銘柄を保有しておくためにも、逐一ニュースを耳に入れておくようにしましょう。
一時の感情に左右されない
仮想通貨取引では、株式投資よりもクレバーな対応が求められます。
特に値動きの激しい草コインの取引ともなると価格は乱高下しますので、感情に流されて取引していれば損失のみを計上してしまうでしょう。
先ほど紹介したPSGを例として紹介します。
出典:https://coinmarketcap.com/ja/currencies/paris-saint-germain-fan-token/
このチャートをご覧いただければ分かる通り、8月の最高値更新まで上下動を繰り返しています。
私は3月時点の1,500円付近という比較的安値でPSGを購入しましたので、ひたすら保有し続けようと考えていました。
うまいトレーダーであれば4月末付近の6,000円で利確するのでしょう。
しかし、ひたすらガチホを決めていた私はその時点で売却しませんでした。
すると、5月より価格は下降トレンドに推移し、一時は1,300円付近にまで下落します。
この時点で多少動揺していましたが、それでも比較的安値で購入していましたのでそれほど損失にはなっていませんでした。
そのため、このままガチホを続行します。
するとメッシ移籍の情報が市場に流れ始めた頃から、上昇トレンドに移行し始めます。
結果的にはメッシ移籍の日に最高値を更新し、その時点で「これ以上値段が上がることはないだろう」と思い売却しました。
5月時点の下落トレンドで売却を踏みとどまったがゆえに獲得できた利益です。
最初からある程度はガチホしようと考えていたからこそ、売却を踏みとどまれたのかもしれません。
仮想通貨取引においては、購入した時点の考えを一貫することが大切です。
価格が下落したときでも自分の考えを信じて、購入時点の考えを遂行するようにしましょう。