最近仮想通貨という言葉をよく聞くけど、電子マネーや外国の通貨と何が違うのかわからないという人は多いのではないでしょうか。
本記事では、以下の通貨について紹介し、その違いを説明します。
- 仮想通貨
- 電子マネー
- 外国の通貨
仮想通貨とは
仮想通貨はデジタル通貨の一種で、暗号資産と呼ばれることもあります。
実体がなく、インターネット上でやり取りができる通貨（お金）です。
通貨ですので、モノやサービスと交換することができる交換機能を持っているのですが、現在では交換機能を使えるのはごく一部に限られています。
仮想通貨というと投資目的と考えている人が多いのが現状です。
電子マネーとは
コロナ禍で急速に普及した電子マネーですが、電子マネーもデジタル通貨の一つです。
電子マネーは日本円と交換して使うことができますが、日本円と価値が同じなので、日本円を使って生活している人にとって、電子マネーの価値が変動することはありません。
現金を使わないという意味ではクレジットカードでの決済と同じですが、クレジットカードに必要な暗証番号やサインが必要なく、専用端末にかざすだけなのでますます普及していくと考えられます。
外国の通貨とは
アメリカの米ドルや中国の人民元のような、外国の通貨は法律によって定められた通貨であることから法定通貨と呼ばれています。法定通貨は、国によって価値が保証されているので、国の経済情勢が安定していれば、法定通貨の価値も安定します。全ての国の通貨が仮想通貨より安定しているかというとそうではなく、経済情勢が不安定な国では、ハイパーインフレがおき、法定通貨の価値がほとんど無くなってしまった国もあります。そのような国では、他国の通貨や仮想通貨を法定通貨にする動きがでています。
仮想通貨と他の通貨との違い
それぞれの通貨には上述のような違いがあるのですが、日本円を中心に簡単に説明すると、電子マネーは日本円と形が違いますが、価値は同じです。
仮想通貨と外国の通貨は、日本円に対しての価値が変動します。
仮想通貨も外国の通貨も、日本国内でモノやサービスと交換することはあまりないので、投資目的として購入していることが多いと思います。
投資目的としては、同じような通貨に思えるかもしれませんが、外国の通貨は国によって管理され、国が価値を保証しているので、価値が比較的安定しています。
しかし国の政策によってインフレがおき、価値が減少する可能性があります。
一方の仮想通貨は、誰かが価値を保証しているものではないため、需要と供給のバランスで価値が大きく変動します。
価値が大きく変動するので、大きな利益がでることがあり、仮想通貨が投資対象として人気がでています。
もちろん、大きな損失を出すこともあるので、投資は自己責任でお願いします。
