仮想通貨投資をおこなう際に必要不可欠な作業がチャート分析です。
チャート分析とは過去の価格推移を参考にしながら、今後の値動きを予測する方法となります。
仮想通貨はボラティリティの高い金融商品として有名なので、通常の通貨ペアFXよりも慎重にチャート分析をおこなわなければいけません。
そこで、ここでは仮想通貨投資に必要なチャート分析方法を分かりやすくまとめました。
仮想通貨を含めて投資の経験があまりないという方は、ぜひ参考にしていってください。
チャート分析の始め方
チャート分析をおこなう際には、仮想通貨のチャートとインジケーターが表示できるサイトを利用します。
もっとも一般的なのは「TradingView(トレーディングビュー)」です。
「TradingView」は国内の仮想通貨取引所でよく採用されているチャート分析サイトなので、日本の取引所を使う場合にはこれを利用してみてください。
なお、海外の仮想通貨取引所の場合は、その大半が高性能な取引プラットフォームを自社で用意していて、そこからチャート分析が出来るようになっています。
仮想通貨のチャート分析をする際に初心者が覚えておきたいインジケーター
チャート分析をする際はインジケーターと呼ばれる指標を使います。
インジケーターには100を超える種類がありますが、この中で初心者が覚えておくべきものは2つです。
・ボリンジャーバンド
・RSI
ボリンジャーバンドは対象通貨の値動きの限界値を見極めるインジケーターです。
チャート上に「±σ2」のボリンジャーバンドを表示させた場合、値動きがその線の内側に収まる確率は約95%となります。
つまり、±2σのボリンジャーバンドから突き抜けるような値動きをしたときは、必ずその後に値戻りが発生するということです。
また、RSIは市場における売買の勢いを表すインジケーターとなります。
RSIの数値が「70%」を超えた場合は買われすぎと判断し、「30%」を下回った場合は売られすぎと判断するのが一般的です。
仮にビットコインを買おうとしたときに、1日~1週間のチャートでRSIが70%を超えているのであれば、高い確率でその後に価格が落ちますので少し待つようにしましょう。
売買の仕方によってチャート分析に用いるローソク足の時間帯を変える
分析用のチャートには色々な時間帯のローソク足が表示できます。
このとき、自分がどういった売買をおこなうかによって確認するローソク足の時間帯を適切に変更することが重要です。
たとえば1日の間に売買を済ませるのであれば5分足~4時間足などを利用し、長期的に仮想通貨を保有するのであれば日足~月足を利用します。
長期的な保有をするのに1分足や5分足のチャートを確認しても無意味ですので、仮想通貨を保有する予定の期間からチャート分析をおこなうことを心掛けてみてください。