筆者の考える仮想通貨の持つべき3つの理由をご紹介いたします。
インフレ対策
インフレ対策として仮想通貨を所有することは一つの選択肢としてアリです。
現状の仮想通貨は投機的取引が活発なため価格変動が大きい点が注目されがちですが、徐々に実社会での決済に利用され始めています。
またNFTの分野にも活用可能であり、その有用性や将来性には期待できます。
そこで、ある程度時価総額の大きい仮想通貨であればインフレへのヘッジ目的で所有するのもアリだと思います。
お弁当を例に挙げるとわかりやすいです。
仮に資産の100%を日本円のみで所有している場合、それはお米しか入っていないお弁当と同じようなものです。
もしお米が腐っていれば全滅して食べられなくなるお弁当です。
自身の資産のポートフォリオはなるべく様々な商品に分散して、幕の内弁当のようなお弁当を目指すべきです。
そうすればどれか一つが腐っても他のものは美味しく食べられます。
またどの商品をどれくらいの割合で保有するかのバランスも重要です。
仮想通貨は弁当でいう梅干しと同じで、全体の数%で十分です。
もし日本円50%,仮想通貨50%で保有した場合、いかに不恰好なお弁当かイメージできるはずです。
日本円の場合、日本銀行が金融緩和を実施すれば新規で通貨を発行し、自ずと物価上昇が引き起こり、相対的に所有している円の価値は低下してしまいます。
その際、他の通貨を持っていればインフレを避けることができる訳ですが、基本的にはドルなどの他国通貨に置換するべきです。
意外かもしれませんが、日本年金機構もみなさんから集めた年金をドルで運用しています。
仮想通貨にも同じことが言えます。
円を仮装通貨に置換しておくことで円下落のリスクヘッジになる訳ですね。
仮想通貨はGoldほどの安全資産ではありませんしボラティリティーも高いですが、仮想通貨の中でも特にBTCは時価総額が高く発行上限枚数も決まっていますので、ある程度のヘッジにはなると思います。
これが仮想通貨を所有すべき第一の理由です。
利便性
次に利便性についてです。
仮想通貨の利便性、汎用性は発展途上の段階にあります。
仮想通貨はもともと銀行に縛られない決済が開発目的の一つであり、テスラ社を中心に仮想通貨による実社会での決済利用は年々進んでいます。
さらに仮想通貨を利用することで、今まであれば高い手数料と日数を要する海外送金が、より安く、より早く可能になりました。
海外送金に特化したXRPであれば国際送金も3.3秒、手数料は0円で可能です。
また、ETHのようなプラットフォームの暗号資産ではアプリ開発や複雑な取引、さらにはNFTの分野にまで活用可能であり、高い汎用性を秘めています。
日本国内においてはBTCによるガスなどの公共料金支払いもすでに可能になっています。
今後もさらに利便性の高い仮想通貨が出現する可能性は高いと考えられます。これが第二の理由です。
投機目的
仮想通貨には凄まじい数の種類があり、中には草コインと呼ばれる時価総額の低いコインも多数存在しています。
時価総額が低く、流動性が低く、ボラティリティーが高いため非常にハイリスクハイリターンではありますが、将来性の高い草コインを見抜くことができれば、時価総額の低い段階で早めに仕込み莫大な利益を生み出すこともあり得ます。
筆者も複数の草コインに複数投資を行っていますが、正直日々の変動が大きすぎるため常に見ている訳ではありません。
実際にどの草コインが爆益を生むのか事前に予想することは難しいですが、しっかりと情報収集して、将来性が高いと感じる草コインを少額でも複数所有しておくことは投資冥利に尽きると思います。
これが仮想通貨を持つべき第3の理由です。