先日Web3.0の概要について紹介をしましたが、今回はWeb3.0に関する銘柄(暗号資産)とプロジェクトについて紹介します。
Web3.0の銘柄
Web3.0の銘柄について説明します。
Web3.0は今までとは全く違う、管理者がいないDecentralized(非中央集権・分散型)なネットワークの世界です。
まだ大きな動きになるのは時間がかかると思いますが、既に稼働しているネットワークが存在しています。
それらのネットワークはブロックチェーンで動いており、その中で使用するためのネイティブトークンと言われる暗号資産が存在します。
その一部の銘柄とプロジェクトを簡単に紹介します。
トークン(暗号資産)名 | 略称 | プロジェクト名 | ランキング(2021年12月28日現在) |
ベーシックアテンショントークン | BAT | Brave(Webブラウザ) | 70 |
ポルカドット | DOT | Polkadot(ブロックチェーンネットワーク) | 10 |
インターネットコンピュータ | ICP | ICP(分散型クラウドサービス) | 40 |
ファイルコイン | FIL | IPFS(分散型P2Pデータプラットフォーム | 34 |
クサマ | KSM | KUSAMA(ブロックチェーンネットワーク) | 57 |
それぞれの詳細についての説明は省きますが、他にもいくつかのWeb3.0プロジェクトが稼働しており、ネイティブトークンの取引も行われています。
Braveについて
今回はその中で、BATをネイティブトークンに持つBraveについて紹介します。
BATが自動的に付与される
Braveの最大の特徴は、BraveRewardsというシステムにより、「コントロールされた広告を見ることによりBATが自動的に付与される」ということです。
更に、広告主などのクリエイターに投げ銭と呼ばれるチップを送ることもできます。
ユーザーは一切お金をかけることなく暗号資産をもらうことができ、更に日本でも複数の取引所でBATを扱っているので、もらったBATは日本円に交換して利確することも出来ます。
尚、BATは2021年12月28日時点、約151円/1BATの価格を付けています。
トークン付与の仕組み
現在使用しているWeb2.0は、知らないうちに私たちの情報が収集されて、広告などの手段に使用されている心配があるという問題提起がされています。
Braveはそのような広告の手段を根本的に変えました。
その仕組みを簡単に説明すると
- ユーザーが広告を見ることにより、そのユーザーの関心がどのサイトに向いているか計測する
- その報酬として、BATが月に一度自動的に付与される
- 広告を見た個人情報は自分のサーバーだけに保存され、広告主には一切流れない
つまり、「広告を見るだけで報酬がもらえ、しかも個人情報が流れない」仕組みになっているのです。
他ブラウザとの違い
Braveはトークン付与だけはなく、ブラウザとして実に細かい設計が施されており、公式サイトに他のブラウザとの違いを掲載しています。
(引用元:https://brave.com/ja/)
上記を見てわかるように、徹底したプライバシー保護がされています。
Braveはユーザーだけでなく、広告が必要なクリエイターも守っていて、先述したように、ユーザーは好みのクリエイターでもある広告主にチップをあげることができます。
Braveブラウザは、運営とユーザー、更にクリエイターなどのコミュニティを、BATという暗号資産を使ってお互いを支援していくシステムを実現しました。
まさにWeb3.0の世界が体験できるブラウザであり、今後、Braveユーザーが増えることが予想され、同時にBATの価値が上昇していくことが期待されています。