1カ月前、テスラ社が商品購入決済にDOGEの受け入れを開始することを発表していました。
この発表により、当時のミームコインの価格は25%上昇しています。
そして、ちょうど1か月たった今週末、2022年1月14日に、Elon Musk氏はDOGEコイン決済を導入したとツイートしました。
今回はテスラ社のDOGEコイン決済について、その詳細を確認しつつ、今後の暗号資産決済について考察しました。
テスラ社がDOGEコイン決済を導入!
百聞は一見にしかず!テスラ社のShopページを見てみましょう。
価格がDOGEで表示されています。
画像元:https://shop.tesla.com/category/lifestyle
暗号資産決済の特徴は以下の通りです。
・DOGEコイン決済をスタート
・購入できるテスラ社の商品はグッズなど限定的
・他の暗号資産を受け入れる予定はない
・DOGEで購入した商品は、返品/交換/キャンセルはできない
イーロン・マスク氏は、”くだらないジョークとして作られたとはいえ、Dogecoinは取引に適している “と述べています。
彼の見方をもう少し詳しく読み解くと、DOGEコインは若干インフレ気味の資産であって、DOGEコインを保有資産として扱うものではなく、「使うこと」を目的として扱われる対象であるということになります。
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DOGEコインとは?ミームコインの代表プロジェクト
そもそもDOGEコインとは?について簡単に復習しましょう。
$DOGE は2013年に人気になったインターネット・ミーム「Doge(ドージ)」をモチーフにした仮想通貨で、同じく2013年12月に公開されました。
DOGEコインはビットコインをベースにして作られていて、チップや寄付の手段として使われています。過去には300万円~500万円ほどの寄付事例がいくつかあります。
2020年~SNSを中心に話題となり価格が上昇、2022年年初の時価総額は11位に位置しています。
保有者が増えたことで、NBAチームの関連商品や、今回のテスラ社といった企業の決済手段として、実ビジネスでの利用が始まっています。
2022年は暗号資産での決済導入が進む⁉
テスラ社の導入した暗号資産決済については、いくつかの制限があるなという印象ですが……それでも世界のトップ企業が自社商品の販売に暗号資産をOKとしたことは大きな意味を持ちます。
それはつまり、今年2022年には、暗号決済の導入を始める企業はテスラだけではないという事です。
具体的には、Visaが実施した調査によると、9か国・約2250中小企業も2022年に暗号決済を導入することを見据えています。
9か国には、アメリカ・カナダ、香港、アラブなどが含まれます。
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暗号資産は世界共通のデジタル通貨になりえます。
海外旅行にいくために、わざわざその国の通貨に換金する、近い将来、そんな変化があるかもしれませんね!