先日(1/22)の記事では、ビットコインが株式市場への冷え込みとの連動に加え、仮想通貨関連のネガティブな規制も相まり暴落していることついて紹介しました。(参考 https://coinner.jp/?p=562)
現在も仮想通貨は上昇トレンドになっていないものの、一部では底値も近いとも言われており、その背景について触れたいと思います。
本記事では現在のビットコイン価格状況や、今後の注目ニュース、ベンチャーキャピタルに関するニュースなどをご紹介いたします。
ビットコインの価格状況と今後1週間の注目ニュース

オミクロン株などのコロナ感染状況や、テーパリングへの警戒感により、ビットコインおよび仮想通貨市場は2021年12月上旬から現在まで急激な下落トレンドになっていました。
前回1/22の執筆時点では、さらに下落し、400万円レベルまでに割り込んでいました。
この下落価格は、2021年9月に中国が仮想通貨全面禁止した後の冷え込んだ市場価格を、さらに割り込むカタチになっています。
仮想通貨固有の現象というよりも、世界経済全体への不安感が仮想通貨市場にも及んでいる状況です。
一方で、下落トレンドも少しずつ落ち着きを見せて底値が見え始めているとも言われています。
1/30執筆時点のビットコインは50万円ほど価格上昇し、440万円まで回復しました。
今週の注目ニュースは、米国の決算や金曜の雇用統計および賃金状況です。
これらのニュースによって、ビットコインが下落するかもしくは落ち着くのかを注視していくべきでしょう。
様々な米国企業の決算が目白押しの1週間ですが、まずはGAFA関連に注目しましょう。
火曜日はGoogle、水曜はFacebook改めMeta、木曜日にはAmazonなどの決算があります。
雇用統計や米国企業の決算の結果次第では、今週もまだまだボラティリティの高い1週間になるのではと考えております。
上昇トレンドになったと焦って、ビットコインをまとめて購入するのはもう少し待ったほうがいいかもしれませんね。
仮想通貨市場にとって追い風となるベンチャーキャピタルの動向

前回の記事でもご紹介した通り、ビットコインと株式市場が最近連動しているようです。
参考:仮想通貨市場がさらなる暴落 発生点と規制の影響について
実際、アメリカの大手ニュースサイト「ブルームバーグ」によると、ビットコインとS&P 500の100日間の相関係数は、0.33であり、日に日に高まりつつあるようです。(参考:boolmberg)
そして仮想通貨市場においても、株式市場同様明らかなポジティブニュースなどが存在します。
それは、ベンチャーキャピタルの大型投資などの大規模投資ですね。
ベンチャーキャピタル(VC)とは、今後成長が予想される企業に出資してハイリターンを狙う投資会社のことです。
単純ですが、多額の資金投資をされているということは、仮想通貨市場やプロジェクトの将来性への期待の表れということだからです。
VC最大手も仮想通貨専門ファンド

例えば米国を拠点とするVC最大手のアンドリーセンホロウィッツ(a16z)は、仮想通貨専門の投資ファンドを設立して45億ドル(約5000億円)を調達しているそうです。
特にWeb3分野に対する投資を強めると言われています。(参考:ambcrypto.com)
またCoinbaseでは、2021年に仮想通貨市場に新たに流入した300億ドル(約3.5兆円)であり、「仮想通貨市場はこれまでになく明るい」とコメントしているようです(参考 https://coinpost.jp/?p=315513)
仮想通貨市場に本気でコミットするVCは増加の一途
これらのベンチャーキャピタル関連のニュースは、ビットコインや仮想通貨市場におけるポジティブニュースなので、今後も動向を注視していきます。
こちらのサイト、COINNERでは、仮想通貨市場の値動きに対する見解を紹介していきますので、引き続きご覧いただければと思います。(執筆者:LUKE)