仮想通貨に欠かせないマイニング、これらは今まで中国・モンゴルでしていましたが、膨大な量の仮想通貨の為、広大な土地と膨大な電力が必要なのです。
しかし、中国とモンゴルは石炭火力発電なので大気汚染と地球温暖化防止のため、国としてマイニングを禁止しました。
国連と国連加盟国が決めた「SGEs 17項目」もありマイニングは肩身の狭い状態がつづき、日本も東日本大震災後は原子力発電から石炭火力発電に戻しています。
そこで各国がマイニングの為に持続的可能エネルギー(脱CO2)を目指して新たな発電システムを作り出したのです。
各国の風土を活かして工夫していますので、どのようなクリーンエネルギーなのかを見てみましょう。
太陽光発電
アメリカのモンタナ州のビュート市で大規模なマイニングを行う太陽光発電施設プロジェクトがはじまっています。
マイニングは膨大な電気食いですが、この太陽光発電施設では300MWの膨大な電力になります。
アメリカでは家庭太陽光発電で余った電気を電力会社に売るよりマイニングに売った方が3倍の価格で売却出来るのです。
水力発電
「暗号資産気候協定」により温室効果ガスを減らす為にマイニングに水力発電を利用しており、そのほとんどがまだ技術がおいついていないのです。
しかし北欧など、特にアイスランドは違い水力発電に長けており、ダムの水圧・下水の水圧・川での水車などでマイニング用の電気を発電しています。
風力発電
エストニアはバルト海に面して風力発電をマイニングの為に開発しており、風を遮るものがない環境を利用して自然エネルギーから利益を得ています。
そして風力発電の規制緩和によりアメリカのテキサス州でマイニングの風力発電ブームが来ており、ビットコインのマイニングが盛んに行われています。
地熱発電
エルサルバドルでは活火山の地下にあるマグマ熱を利用してマイニングをしており、温泉と似たような利用法です。
こちらも自然エネルギーを利用して国営で地熱発電所をつくりマイニングに役立てる火山国ならではの自然活用術です。
バイオマス発電+雪氷冷熱発電
日本の新潟湯沢町ではバイオマス発電と雪氷冷熱発電という再生エネルギー100%に取り組んでいます。
豪雪地帯という地方のデメリットを活かして、バイオマス発電と雪氷冷熱発電を使い分け、マイニングだけではなく水耕・農業・養殖にも活かしています。
求められるクリーンエネルギーとの共存
今、仮想通貨(暗号資産)・DeFi・NFT・メタバース関係の仮想通貨コインを合わせると5,000種類以上になり、それぞれのコインをマイニングするとなると膨大な電力が必要となります。
今後仮想通貨関連はより進化していく上で、新しい取り組みの中で地球温暖化、環境破壊を改善して新たな持続的再生可能エネルギーを作り出しクリーンエネルギーと共存する事をこれからの時代求められていくでしょう。