前回(2/16)の記事では、仮想通貨が上昇トレンドの上向きやGAFA人材が仮想通貨市場に流出している点について紹介しました。
参考:ビットコインは500万円レベルを維持、ようやく買い場なのか GAFAから仮想通貨市場にカネもヒトも流れる
その時点のビットコイン価格は、ウクライナ情勢やインフレリスクを織り込んでいる中で500万レベルを維持していました。
しかし今回、ロシアのウクライナ侵攻が現実味を帯びたことで、ビットコインが再び450万円を割り込む大幅下落に転じました。
本記事では現在のビットコイン価格状況や、ビットコインの環境汚染への新しい動きを紹介いたします。
ビットコインの価格は450万レベルの大幅下落
オミクロン株などのコロナ感染状況や、インフレへの警戒感により、ビットコインおよび仮想通貨市場は2021年12月上旬から400万レベルの急激な下落トレンドになっていました。
前回2/17執筆時点のビットコインは、ようやく500万円台周辺まで回復していたのに、また450万円までの大幅下落です。
しばらくはボラティリティが高い状況が継続すると想定していましたが、まだまだマクロ経済は落ち着いていませんね。
一方で、仮想通貨市場はネガティブニュースばかりかというとそうではありません。
先日の記事では、投資会社からのおカネが、仮想通貨市場に流入していることに加え優秀なヒトも仮想通貨市場に流れている話を紹介しました。
具体的にはこれまで優秀な人材の宝庫だったグーグルやアマゾンなどのシリコンバレー出身者が、どんどん仮想通貨やWEB3関連の企業へ転職していると言われています。(参考 https://www.businessinsider.jp/post-250346)
カネもヒトも大量流入中の仮想通貨市場にとって、解決すべき大きな課題があります。
次の章では、これまでビットコインや仮想通貨にとってマイナスイメージの象徴でもあった環境災害についての進展をお伝えします。
仮想通貨における最大課題「環境汚染」についてインテルが動く
半導体を作ってる超大企業のインテルのCEOが「ビットコインは環境災害だ」という発言をされました。(参考 https://decrypt.co/93110/intel-ceo-calls-bitcoin-climate-crisis )
これは一見、ビットコインにとって非常にマイナスな言葉に見えると思うんですが、実はそう単純ではないようです。
インテルは現状よりも1000千倍も効率的にマイニングできる半導体を製作中とされています。
現状のビットコインは本当に環境にとって最悪な状況だが、我々インテルがその状況を変えるという発言であり、逆にそれらを解決することでのビットコインや仮想通貨自体の可能性を信じている発言とも取れるわけです。
現状はSDGsを中心にクリーンエネルギーは非常に重要な要素となるでしょう。これは仮想通貨に限らず全てのビジネスにおけると思いますが。
今後、ビットコインが市民権を得る上で重要になってくると私は考えています。
逆にクリーンエネルギー化できなければ、税制面での優遇を得られなくなるようなことも考えられます。
ちなみに動画でも、インテルCEOのインタビューが紹介されていますので、動画派はこちらもどうぞ。(https://www.youtube.com/watch?v=zx77Sw1j480&feature=youtu.be )
これまでビットコインや仮想通貨に対しての2大批判が、環境問題とボラティリティでした。
しかし、もしインテルなどの企業がマイニングを省エネ化に成功すれば、その辺りを批判できなくなり、ボラティリティーについてしか言及できなくなります
先日、AmazonやGoogleの好調決算について紹介しましたが、Meta(Facebook)は1日で25%近い暴落しているので正直、仮想通貨だけじゃないんですよね。。
1000 倍もエネルギー効率がいいチップみたいなのが出てくると、市場の見方がガラッと変わってくるような状況になってくるんじゃないかなと個人的にインテルに期待しています。
こちらのサイトでは、仮想通貨市場の値動きに対する見解を紹介していきますので、引き続きご覧いただければと思います。(執筆:LUKE)