ゴールドマン・サックスは、ビットコインの価格が、将来的に10万(約1500万円)ドルを超えるという予測を発表してニュースになっています。
情報元:Goldman Says Bitcoin $100,000 a Possibility by Taking on Gold
現在、暗号資産の市場が再び冷え込みを見せているため、この発表は驚きです。
ゴールドマン・サックスといえば、言わずと知れたアメリカの超金融大手企業ですよね。
発表にはかなりの信頼性があると思います。
本記事では、ゴールドマン・サックㇲが示す根拠を確認しつつ、2022年のビットコイン価格について予測してみました。
2022年1月 ビットコインの現在地|大幅な下落中
ビットコインの価格は2021年11月にATHを記録しました。
アメリカにおいて、いくつかのビットコイン先物ETFの承認を追い風に、$68,000を超え$70,000に迫る勢いでした。
しかしその後は、12月から2022年1月にかけて価格が下落傾向にあります。
多くのメディアでは$43,000付近の抵抗線を基準にどちらへ値が動くかという予測ニュースが出ています。
情報元:Bitcoin Falls Below $43K, Leads to $800M in Crypto Liquidations
BTC/USDの日足チャートを見ると、2021年1月~この抵抗線が何回も機能していることがわかります。
ビットコインの価格が1500万円を超える⁉|予想と根拠
ゴールドマン・サックスはビットコインの価格は10万ドルを超えると予測しています。
ビットコインが価値の保存手段として、ゴールド(金)から市場のシェアを奪っていくというのが予想の根拠になります。
ゴールドマン・サックスの根拠には利用したデータは、市場に出回っている「資産の数量」を調整した上で算出される「時価総額」です。
金とビットコインの資産シェアが変化し、ビットコインが50%までシェアを伸ばした場合を想定しています。
2021年、暗号資産の市場は大きく躍進しました。2022年もビットコインを含む暗号資産が、世界に広く普及すると考えられています。
ビットコインが新たな「価値の保存手段」としてシェアを広げると予想し、仮説として今後5年間でビットコインの価格は10万ドルを超えるとしています。
ゴールドマン・サックスの懸念するポイント3つ
ビットコイン10万ドルはあくまでも推測です。
ゴールドマン・サックスは同時に、ビットコインの将来性に対して3つの指摘をしています。
・ユースケース
・エコシステム
・POWに関するソリューション
例えば、2021年にエルサルバドルでビットコインが法定通貨となったように、他の国でも同じ利用が進むかという点は、ビットコインが実社会に必要とされるために重要なポイントです。
また、先物ETFに続き、2022年にはビットコインが現物ETFの承認を得ることができるのでは?という予測もあります。
また、ビットコインの処理能力を高めるソリューションも必要です。
他ブロックチェーンとの何かしらのコンセンサスが出来てくると、ビットコインのエコシステムは面白くなりそうですね。
最後にPOWが環境に対する問題ないことの証明は、SDGsに向かう国際社会との調和にかかせません。
ビットコインの価格予測は、大手金融企業が注目しています。
2022年もこの分野からは目が離せませんね!
(執筆:つぼい)