今回は2015年にリリースされ、ネット上で「オワコン」と言われるファクトムを解説していきます。
・ファクトムとはそもそもどんなプロジェクトなのか?
・なぜファクトムはオワコンと言われるようになったのか?
この2点を解説していきます。
上昇できていないコインの特徴を理解することで、今後上昇しづらいコインに投資をしないですむでしょう。
サクッと読める内容です。
そもそもファクトムは?

ファクトムは、ブロックチェーン上に重要書類のデータを保存することで、業務の効率化の提供を目指すプロジェクトです。
ビットコインをベースに開発されました。
医療記録のデータを管理する「dLoc」や、住宅ローンのデータ管理サービス「ファクトムハーモニー」を提供しています。
日本は、少子高齢化と人口減少により将来的な「医療崩壊」が危惧されています。
そのため、医療界の業務の効率化につながるファクトムは2017年ごろ「有望」と見られていました。
実際、コインチェックにも上場していて日本で知名度が高いです。
ファクトムがオワコンと言われる理由

ファクトムは、2017年の仮想通貨バブル以降、下落トレンドを続けています。
過去最高値は直近5年で一度も更新できていません。
SNS上では、こんなツイートが……
ファクトムがオワコンと言われている理由は以下2点にあります。
・ファクトムの技術に需要がない
・開発が進んでいない
ファクトムの「ブロックチェーン上にデータを保管する」というサービスが、実需を生んでいません。
仮想通貨の業界トレンドは、Defi・NFT・メタバースです。
ファクトムの持つ技術は、注目度が低く人気がありません。
また、公式のロードマップを見ると、2022年以降は予定がなく開発が進んでいない様子です。
このロードマップでは、投資家の信頼は獲得しづらいでしょう。
上昇していない銘柄から学ぼう

上昇していない銘柄をチェックすることで、「上昇しないコインの特徴」がわかります。
もちろん、ファクトムも上昇する可能性はあります。
ただ、5年間過去最高値を更新できておらず、上昇するまで時間がかかるのは間違いありません。
同じような特徴を持つコインへの投資は、利益が出るまで時間がかかるので、避けるのが無難でしょう。