前回(1/31)の記事では、仮想通貨の底値も近い理由やベンチャーキャピタルの動向を紹介しました。
21年の12月から発生している株式市場の冷え込み、それと連動するビットコインおよび仮想通貨の下落トレンドはようやく上昇トレンドに向かいつつあります。
参考:仮想通貨市場がさらなる暴落 発生点と規制の影響について
本記事では現在のビットコイン価格状況や、背景、株式市場における仮想通貨の影響度拡大に関するニュースなどをご紹介いたします。
ビットコインの価格上昇と、その背景とは
オミクロン株などのコロナ感染状況や、インフレへの警戒感により、ビットコインおよび仮想通貨市場は2021年12月上旬から1月末まで、400万レベルの急激な下落トレンドになっていました。
現在2/11執筆時点のビットコインは、500万円台周辺まで回復しました。
この上昇の背景には、AmazonやAppleなどの好決算があります。(参考 https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-02-03/R6R03DT0G1KX01)
Amazonの決算翌日には、市場にとってはネガティブな雇用統計が発表され、一時的に10年債の利回りが上昇、株式市場は弱気になりますが、その後株価は上昇に転じました。
最終的にこの日のS&P500は0.52%の上げ、ナスダック総合は1.58%上昇して1日を終えることになりました。
それだけAmazonやAppleなどのナスダック銘柄の回復は、市場にとってポジティブだったと言えるでしょう。
前回の記事でもご紹介した通り、ビットコインと株式市場が最近連動しているため、ビットコインの急上昇の背景になっていると考えています。
参考:仮想通貨市場がさらなる暴落 発生点と規制の影響について
仮想通貨関連企業の株式市場における影響度の拡大
先日の記事ではベンチャーキャピタルの投資額が盛んになっておりは、仮想通貨にとってポジティブだともお伝えしました。(参考 https://coinpost.jp/?p=315513)
本記事では、逆に仮想通貨関連企業が、株式会社に対して積極的な事業投資をし始めていることを紹介します。
世界最大の仮想通貨取引所であるBinanceは、100年以上の歴史を持つ老舗雑誌社であるフォーブスに2億ドルの戦略的投資を実施したそうです。
このような動きは、仮想通貨関連企業の影響力の拡大を意味します。
しかも今回は、フォーブスのような老舗かつ影響力のあるマスメディアです。
今後、メディアを通じて仮想通貨にポジティブなニュースを配信することができるようになるため、とても追い風であると個人的に考えています。
こちらのサイトでは、仮想通貨市場の値動きに対する見解を紹介していきますので、引き続きご覧いただければと思います。(執筆:luke)