給付金という言葉をコロナ禍でよく耳にするようになりました。
国民共通で給付された10万円を始め、特定の条件に該当する個人や事業者への支給もありましたね。
ですが、多くの人が知らないところでとんでもない額の給付金がばらまかれていることを知っていますか?
それは仮想通貨の給付金です。
専門的な用語を使うと「ユーザーに対するエアドロップによるトークンの無償配布」です。
この給付金、場合によっては相当な金額になります。
日本円にして数十万円、数百万円という給付金をもらえる可能性もあります。
この記事では仮想通貨の給付金に関する簡単な解説と、これから給付金がもらえる可能性を少しでも高める方法を紹介します。
目次
Cryptoのプロジェクトが行うトークンのばらまき

仮想通貨の世界には日々たくさんのプロジェクトが生まれています。
各プロジェクトが提供する価値はさまざまです。
ゲームによる楽しみを提供するAxie Infinity。
世界最大規模でNFTの売買ができる場を提供しているOpenSea。
この界隈では誰もが使っている仮想通貨ウォレット機能を提供するMetaMask。
特定の事業形態に限らず、仮想通貨領域に関わるあらゆるプロジェクトが存在しています。
そしてこういったプロジェクトの多くに共通しているのが、どこかのタイミングでトークンを発行してユーザーに配っていること。(必ず発行しているわけではありませんが)
誤解を恐れずにいえばトークン=仮想通貨です。
それをタダで配布しているわけですから、わたしたちユーザー側からするとまさに給付金をもらうようなものなんですよね。
トークン発行の目的はいくつかありますが、理由の1つは顧客の囲い込みです。
ユーザーは「トークンがもらえるなら、そのプロジェクトが提供しているサービスを使ってみてもいいかな?」と考えてとりあえずサービスを使ってみる。
これはプロジェクト側から見れば、すなわち集客のための手法、顧客囲い込みの手段になるわけです。
給付金をもらう方法は?
では、具体的にどのようにすれば給付金をもらえるのか、もらえる可能性を高めることができるのかを見ていきましょう。

①まだトークンを発行していないプロジェクトを触ってみる
すでにトークンを発行しているプロジェクトも、まだ発行しておらずこれから発行するプロジェクトも、どちらも新規にトークンを発行する可能性はあります。
ですが、もし給付金を狙ってプロジェクトを触っていくなら「トークン未発行」のプロジェクトを狙うほうがいいです。
仮想通貨に限らずお金というのは「流通量が増えればお金1枚あたりの価値は下がる」ことになります。
コロナ禍で国が法定通貨を刷りまくった結果、インフレが進んだのもそういう原理です。
つまり、トークン発行済みのプロジェクトが新たにトークン発行をする場合、すでにトークンを保有しているユーザーのトークンの価値を下げる可能性があります。
これにはトークン保有済みのユーザーが黙っているはずがありません。
つまりトークン発行済みの場合、新規発行のハードルが高くなるわけです。
一方、未発行のプロジェクトであればその点を気にする必要がないので、給付金狙いであればそういったプロジェクトを優先的に触ってみるのがいいでしょう。
②既存のプロジェクトの中で有望なものを積極的に触っておく

新規にトークンを発行する目的は、他のサービスを利用している既存客を奪うためでもあります。
そして、どうせ客を奪うなら「上客」を奪いたい気持ちが当然あります。
1月にローンチしたNFTプラットフォームLooksRareが給付金をばらまいた時の配布条件として、「OpenSeaでまとまった金額のNFT売買の経験がある」というものがありました。
OpenSeaは世界最大のNFTマーケット、そこで数十万円から100万円程度の取引をしているユーザーは間違いなく優良な見込み客です。
逆手にとればわたしたちは、OpenSeaのようにすでに特定のカテゴリーで有望なプロジェクトを積極的に触っておく(取引を実際に行い、それなりの金額を投じるなど)ことで、給付金配布対象として目にとめてもらえる可能性が高まります。
確実にもらえる保証はないが、見込みを高める工夫をする価値はあり
どのプロジェクトが給付金を出してくれるか、それを見極めるのは困難です。
しかし、自分が給付対象となる可能性を高める工夫はできます。
もし給付金をもらうことができ、プロジェクトがその後急成長をすれば受け取った給付金が数十万〜数百万円の価値になる可能性もあります。
新しいプロジェクトを触ること自体はハードルが高い部分もありますが、タダでもらえる給付金は非常に魅力的です。
1つでも2つでも、新しいプロジェクトを今のうちに触ってみてはいかがでしょうか。